人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Here Comes The Sun


barista→baristacaster   ☆転職します☆
by john-leno
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
About Me...
Name
 じょんれの(♂)
Birthday
1984/05/07
Job
Broadcaster
Adress
  Sinagawa区
Hobby
・sport: volleyball
・music: Rock



◇Mail◇
yacchu@rj9.so-net.ne.jp


◇Link◇
Anytime Anywhere
asako's page
フォロー中のブログ
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

今日というこの日を忘れないために。

不思議と涙はでなかった。
悔しかったけど、この前ほどでもなかった。

なぜだかはわからない。
きっと後から来るのかな。

周りではすすり泣く仲間もいた。
いつもは強情な主将すら涙を隠せずにいた。

監督はバッジを地面に叩きつける。
コーチの話も短く、OBの話はなかった。

こんなこと初めて。

それでも、俺はまだ泣きたいとは思わなかったし、
泣ける気すらしなかった。

勝ってたら泣いてたかもしれない。

涙は2部昇格のときにとっておく。

そう決めたその日から、ずっと前だけを見続けてきた。
どんなときでも弱みは見せないって決めた。

俺は主将でもなければ、レギュラーでもない。
バレーは下手くそやし、身長だって低い。

それでもできることがあるはず。
俺には俺にしかできないことがあるはず。

それが前を見続けることだった。
どんな状況でも、どんなに辛くても、
先頭を切って前へ進むことだった。

頑張ることだった。
妥協しないことだった。
声を出すことだった。

チームをまとめるために。
チームの勝利のために。

ただガムシャラに。
ただ毎日の全精力をかけてバレーをしてきた。

時には仲間たちを傷つけてしまったときもあった。
それでも、一度決めた方針を曲げることはできなかった。
絶対に引くことは出来なかった。

ただ前を向き続けることがこんなに大変だとは思わなかった。
誰にも弱みを見せず、常に最前線に立つことが苦しいときもあった。

気が付けば、俺が前だけを見つめることが当たり前になった。
声をだすこと、
妥協しないこと、
頑張ること、
全てにおいて100%出すことが俺の普通だって思われるようになった。

正直、それが辛いときがあった。
疲れてるときなんていくらでもあったし、
気が乗らないときだってあった。

それでも、俺には絶対に妥協は許されなかった。
人にものを言う立場ゆえに。
自分との約束ゆえに。

結果として前を向く人が増えた。
でも一方で、
俺に引っ張ってくれ的な人任せな人もいた。

声を出し続けることの辛さを何人が知っているだろう。
自分の練習を削って打ち屋をやることの悔しさを何人が知っているだろう。

俺は誰よりも向上心は強い。
バレーにおいてもそれは変わらない。
できることなら、自分がプレーをすることで貢献したかった。

けど、その努力をチームに費やせば、
きっとこのチームは勝てるって思ったから。

俺は自分のバレーを捨てたんだ。
プレイヤーとしてのバレーに終止符を打ったんだ。

それでもやっぱりプレイヤーとしてのパフォーマンスだけは落としたくないって思ったから、
こうやってウェイトを続けているんやと思う。

捨てきれてなかったんだ。
諦めきれてなかったんだ。
きっと。


みんな良くやってくれた。
みんなの涙は絶対に忘れない。
チームを愛し、尽くした4年間に、今年1年に悔いはない。

まだ終わったわけじゃない。

けど、正直心のどこかの1本の線は切れてしまった気がする。

それでも明日は前を向かなきゃいけない。

この溢れ出る涙を乾かし、
俺という仮面をかぶって。

by john-leno | 2006-10-14 21:14 | ばりぼー
<< ざ・接待卓球 物々交換v >>